クライエントの方々の力(生きる力)
カウンセリングをご利用いただいているクライエントの方々は、ご自身が抱えている問題や課題にとても真摯に誠実に向き合っておられます。自分の問題に向き合うことはとても勇気のいることです。「癒やし」というゆったりした心地よいイメージではなく、問題を直視し、直面する辛い作業が多いです。それだけで十分敬意を払うべきことと思います。
私は心理士という仕事を通して、クライエントの皆様の歩んでこられた歴史や背景、いわゆる人生のストーリーの中で、問題や課題を抱えながらも生きている「力」を教えていただいていることを痛感します。「皆とうまく合わせられない」「自分をうまく表現できない」「頑張っているのにうまくいかない」「失敗してしまった」という方の中にもたくさんの力が存在しています。
微力ですが、その「力」を見出していくことや、少しでもその力を活用できるように考えていくお手伝いができたら、と思っています。