気軽な相談

 「気軽に相談する」というのは、現実的には本当に難しいことだな、と感じています。

 今まで、いらっしゃるクライエントの方々が「気軽に相談」をしている気配を感じたことはあまりありません。皆さん、勇気をもってご相談いただいている印象があります。それぞれに悩みぬいて、中には悩まれてから何年も経過して、そしてご相談される、ということもあります。

 確かに「気軽に相談」ができたらそれは良いことなのかもしれません。ただ一方で、深く悩み、あがいて、疲弊しながらも、他の人の意見を聞いてみよう、と思ったそのお考えや勇気を私はとても尊敬します。

 決して人に相談することはプライドを邪魔することではなくても「人を頼るなんてプライドが許さない」、自分だけで責任を負うことではなくても「自分の努力が足りない」、誰に責められることはなくても「きっと怒られる」、など人に相談をすることの弊害をイメージする方はたくさんいると思います。それでも、やはり自分の考えを整頓したい、と思う主体性という財産が大切なのだろうなと思います。

 気軽でも気軽ではなくても、少しでも気持ちの整頓のお手伝いができたらと思います。