気軽な相談
「気軽に相談する」というのは、現実的には本当に難しいことだな、と感じています。
今まで、いらっしゃるクライエントの方々が「気軽に相談」をしている気配を感じたことはあまりありません。皆さん、勇気をもってご相談いただいている印象があります。それぞれに悩みぬいて、中には悩まれてから何年も経過して、そしてご相談される、ということもあります。
確かに「気軽に相談」ができたらそれは良いことなのかもしれません。ただ一方で、深く悩み、あがいて、疲弊しながらも、他の人の意見を聞いてみよう、と思ったそのお考えや勇気を私はとても尊敬します。
決して人に相談することはプライドを邪魔することではなくても「人を頼るなんてプライドが許さない」、自分だけで責任を負うことではなくても「自分の努力が足りない」、誰に責められることはなくても「きっと怒られる」、など人に相談をすることの弊害をイメージする方はたくさんいると思います。それでも、やはり自分の考えを整頓したい、と思う主体性という財産が大切なのだろうなと思います。
気軽でも気軽ではなくても、少しでも気持ちの整頓のお手伝いができたらと思います。
投稿者プロフィール

最新の投稿
- 2025-07-09お知らせ「発達障がい」に関わるご相談について
- 2025-06-20お知らせ疾患や障がいを受け入れるプロセス
- 2025-05-16お知らせ納得いく頑張りを
- 2025-04-22お知らせ新規の方の受付を開始いたしました