不安の対処
「不安」は自分を守るために必要なものでもあります。「不安」があることで、予想できるリスクに対処することができます。ただ、その「不安」に振り回されてしまい、本来ならば出来ることも出来なくなってしまうなどの支障があれば、その対応を考えなければなりません。
不安が高まると本能的に身体が強ばり、呼吸も浅くなります。そのことが持続しすぎると自律神経を乱す可能性があります。
「不安」は「この先にこうなったらどうしよう」という近い将来、または遠い将来の不安が今の不安を増長させる、というメカニズムが多い印象があります。「今」は大丈夫なのに、将来を考えることによって「今」を不安にさせてしまう…。
~対処~
◎過去の自分の対処を振り返って、うまくいった対処を再現してみる。
(例えば、「その場から離れる」ことでうまくいったとしたら、それも対処です)
◎今できることだけに集中する。
(例えば、これが寝ることだとしても、寝ることで少しでも不安が軽減できるのであればそこに集中してもよいと思います)
将来のことを考えて不安になる場合は、「過去(に出来てきたこと)」「現在(できていること)」に焦点を当ててみると、少しだけ将来への不安が軽減できるのではないか、と思います。一人で考えても分からない場合には、家族や友人、あるいは相談する人がいる場合には一緒に話し合ってみるのも1つの方法だと思います。