「怒り」を味方に

「こんなに我慢しているのに相手が分かってくれない」
「こんなに頑張っているのに理解してくれない」とますます怒りが強くなり、そして、自分が嫌になる…というスパイラルはよくあります。

私ももちろんこんなスパイラルに陥ることは日常茶飯事??。うまく対処できているとは言いがたいけれども…いえ、うまく対処できていないからこそ、こんな風に考えるようにしたら少しだけ楽になりました(もちろん失敗もありますが)。

「こんなにやっているんだから、怒りはあっても当然よね」
「でも、何に対して怒っているんだろう?」
「自分に余裕がないから、ゆとりが欲しいのかも」
「どうしたらゆとりが生まれるだろうか」
「どこまでなら可能かな」
と現実的な対処を考えていく…。

我慢すればなんとかなるほど、「怒り」という感情は生やさしくない。むしろ熟成されていく印象があります。「怒り」が爆発している場合、今まで、何に何のためにそんなに我慢してきたんだろう?と思います。

「怒り」という感情そのものは自分を守るために、知るためにもとても必要な感情だと考えています。「怒り」という感情自体を、自分のキャパシティーを教えてくれる味方にしたいです。

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森近三智恵
森近三智恵