多様性

オリンピックのテーマでもある「多様性」。いわゆるいろいろな背景や属性を持つことを認める、ということだと思います。
障がい者、性的マイノリティー、異文化、宗教の違い、貧富の差、もっと細かく言えば学歴の差なども含まれてくるのかもしれません…。

ただ自分とは違う属性を持つ人たちへの共感が持てないことについて悩んでる若い人たちもいます。「私はなかなか理解ができない。きっと心の中では差別しているのかもしれない。私は嫌なやつです。駄目なやつです」と自分を責めている人もいます。そしてそれを大々的には言い出しづらくなっているようです。だから、少しでも言いやすいネットなどの場面でその感情が噴き出してしまうのだ、と教えてくれました。このことは決していわゆる問題な「差別」ではないはずなのに、悩んでしまっていました。

自分と違うことになかなか理解ができないことや、なにか違和感を持つことは自然なことです。いきなり「理解しなければ!」と義務感を強いられることなく、「知る」機会が増えるといいな、と思うのです。罵ったり、迫害したり、排除したり、危害を加えたり、というのはもっての他ですが、自分には合う、合わないと感じ、それを認めていくことが多様性なのだと思いました。

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森近三智恵
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